記事のアーカイブ

りきみについて

2015年12月29日 17:14
「そこでりきまないように」「もっと力を抜いて」稽古をしているとよく聞く言葉です。なぜりきんだら駄目なのでしょうか。なぜなら、りきんだら氣の力が止まるからです。氣の力が止まったら筋力になります。筋力になったら、相手がその筋力に反応して抵抗します。どんな小さな力でも、筋力を使う限り相手には抵抗が起こります。ところが氣の力を使い続けることができれば、相手の抵抗は起こりません。氣の力は相手の抵抗を起こさせない力だからです。しかし、相手に強くつかまれたり、相手をつかんだりした場合に氣の力を使い続けることは至難のわざです。どうしても筋力が顔を出します。とくに相手を倒してやろうとか、やっつけてやろうとする意

「手を張り肩の力を抜く」

2015年12月15日 15:35
吉丸慶雪先生は、その著「合気、その論理と実際」1997年ベースボールマガジン社刊の最後に、次のように書かれています。本書について近年にいたり合気とは何かという問いに対して、何とか答えを書くことが出来た。いま昔のノートを見ると(佐川幸義)先生の教えが次のようにある。1965.1.25 合気あげ手一本になって出る。手を張り肩の力を抜く。これは非常に難しいことであるが、これを乗り越えなければならぬ。わしたちもこれを乗り越えてきたのだ。このように「手を張り肩の力を抜く」と65年に教わっているが、現在分かったことは、要するにそれができればよいのだということである。この「一本になって出る。」「手を張り肩の

「透明な力」 佐川先生語録抜粋

2015年12月10日 09:22
佐川先生語録は、御自身の永い間のたゆまぬ鍛錬から出た言葉であり、それだけに本当に心に響くものがあります。私は、本を読んで気になったところには線を引いたり、蛍光ペンで塗りつぶしたりする癖があるのですが、この語録は全部を塗りつぶしたいほどです。この本をまだ読んだことのない方のために、ホンの一部を抜粋して紹介したいと思います。「力が強いものはやりにくいというのでは合氣ではない。くずしは合氣の一部だが全てではない。考え方がまるで違うから頭を使わなければならない。頭の悪い人には絶対に合氣はできないのだ。」「合氣がなければ年をとったらできない。」「合氣は集中力とか透明な力とかいうような、いわゆる力とは違う

「透明な力」 不世出の武術家 佐川幸義

2015年12月06日 19:54
木村達雄先生著 講談社刊の本の題名です。合氣に興味のある方なら、おそらく一度は読まれているのではないでしょうか。私は、特に佐川先生語録に感銘を受け、1995年に購入して以来20年間、折にふれては読み返しています。この本は、何かを極めたいと考えておられる方には必携の書の一冊だと思います。昔は、この本をかなりたくさんの方に勧めたもので、売り上げに多少は貢献したかも知れません。今、改めて読み返しても全ての言葉が心に響きます。「私のやっているものは武田先生の合氣から出たものではあるが、さらに発展して全然違うものになってしまっている」「私だってもし武田先生に教わったことだけをやってきたら、全然たいしたこ

太極拳交流会優勝!!

2015年10月19日 22:27
10月17日(土)から10月20日(火)の間、ねんりんピック おいでませ!山口2015が山口県で開かれています。ねんりんピックとは、全国健康福祉祭の愛称で、高齢者の健康増進、愛好者同士の交流を図ることを目的としたスポーツレクレーション大会のことだそうです。参加資格は60歳以上で、1988年(昭和63年)から各都道府県持ち回りで年1回開催されているということです。私は今まであまり馴染みがなかったのですが、今年のねんりんピックに当会副代表の妻が、県代表の太極拳チームの一員として出場するということで身近なものになりました。太極拳の競技は集団演武のみで、下松市市民体育館に於いて10月18日(日)に開催

死ぬ時が一番強い!

2015年10月08日 10:12
2013年6月16日の記事です。合気道の開祖 植芝盛平先生は、「自分が一番強い時は、死ぬ時だ」とおっしゃったそうです。死ぬ時とは、いつの事でしょうか?今でしょ!少し古いですが、決して冗談ではありません。近い将来か、遠い将来か分かりませんが(できれば遠い方が望みですが)、「自分が死ぬ時」その時は「自分にとってはまさに今」なのです。人生は、「今」の連続です。全ての生きとし生けるものは、「今」死ぬのです。ということは、「死ぬ時が一番強い」とは「今が一番強い」と言い換えることができると思います。「死ぬ時が一番強い」=「今が一番強い」私は還暦を過ぎたジイさんですが、もしも今、10代、20代の体力・気力・

「拳聖 澤井健一先生」

2015年09月30日 20:56
今日は、「氣の力を求めて その2」で紹介した「拳聖 澤井健一先生」 佐藤嘉道氏著 1982年2月 スポーツライフ社 を読み返しています。この本は私の人生に大きな影響を与えた本の中の一冊です。澤井健一先生は、中国武術「意拳」の創始者である王向斉師の下で修行を重ね、日本に帰国後、大気至誠拳法(太気拳)を創始された武術家です。今回は、私の若き日に、私が目指すべき老人の姿を教えてくれた澤井先生の言葉を紹介したいと思います。少し長いですが引用させていただきます。「年老いて光るもの」人間の一生は、長いようでいて段階的、たとえば幼年時代、青年時代というように分けると短いものである。若いうちは無我夢中で過ぎて

武道の原点

2015年09月28日 21:39
今日はスーパームーンだそうです。窓の外へ目をやると、雲の隙間からいつもよりひときわ大きく明るいお月さまが見えます。空気が澄んできれいです。秋の夜長、昔購入した武道・武術関係の本をいろいろと引っ張り出して、暇にまかせて読んでいます。今読んでいるのは、心道流空手、宇城憲治先生の「武道の原点」 2000年6月 合気ニュース刊。武道に対する姿勢、技術等に関し参考になることが満載です。久しぶりに読んで、心に響いた部分を抜粋して紹介したいと思います。「今は、力を抜くことを心掛けているのですが、まだまだパワー的な力に頼ろうとする時があります。今より力が抜けるようになれば、もっと自然体の技、瞬発力が出てくると

ごあいさつ

2015年09月04日 10:45
こちらで新たにブログを始めます。よろしくお願い致します。

新イベント

2015年08月31日 08:07
新イベントの説明サンプルです。説明を修正したり、イベント自体を移動させることできます。
アイテム: 51 - 60 / 60
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