記事のアーカイブ

「ちぐまや家族」の取材を受けました。

2016年03月30日 14:16
今日は、当会会員のAさんの紹介で、TYSテレビ山口の「ちぐまや家族」という番組の取材を受けました。レポーターは、雷太郎さんでした。テレビの取材を受けるのは、初めての体験ですので、緊張して雷太郎さんに技がかからなかったらどうしようと心配していたのですが、何とか動かせてホッとしました。スタッフの方も信じられない顔をされていたので、体験していただきましたが、やはり笑いながら倒れていました。雷太郎さんとスタッフの皆様・会員の方には大変お世話になりました。ありがとうございます。今日の様子は、4月9日(土)朝9時25分からの「ちぐまや家族」内で放送予定ということです。ぜひご覧ください。

にわか達人

2016年03月21日 14:26
先日、久しぶりにKさんと稽古してきました。Kさんは、大東流のほかにも様々な武術を修行されており、稽古の度に貴重なアドバイスをもらっています。今回も毎度のことながら、当初はお互いに全く技がかかりません。力がぶつかって崩せないのです。そこで、立ち方や姿勢、意識の使い方等について、一つ一つ検証しながら稽古を進めます。今回は特に、立ち方について、身体のある部分を意識して稽古しました。そして、最後はこれまた毎度のことながら、お互いに「にわか達人」となり、触れれば相手が崩れる状態となりました。いままで、何度達人になった事か。本当に数えきれません。この状態が冷凍保存できれば良いのですが・・・・・・・・・・・

マジックレクチャーに行ってきました。

2016年03月06日 15:49
私は、不思議なこと、神秘的なこと大好き人間です。昨日は当会会員のAさんに誘っていただいて、山口市内のホテルで行われたマジックレクチャーに行ってきました。Aさんは、優れたプロマジシャンでもあります。講師の方は、フランスから来られたそうです。メニューは、カードを使ったクロースアップマジックでした。参加者は、ほとんどの方がプロマジシャンということで、全くの素人は私も含めて数名だけでした。内容はプロの方も感嘆するような高度なものだったようです。私は見事な技にただただ感心するばかりで、技の難易度は全く分かりません。マジックを演じた後、どのようにやったのかを解説してくれます。種を知ればなるほどと思うのです

矛盾の追求

2016年01月23日 13:15
普通、崩しは相手との接触点を通じて行います。接触しないで崩す方法も有るかとは思いますが、私の能力を超えていますので除外します。突き、蹴り、抱きつき等も含めて、接触の仕方には大きく分けて四つの場合が考えられると思います。すなわち、掴む、掴まれる、触れる、触れられるの四つです。型稽古の内容も、おおむねこの四つの形態から成り立っています。相手を掴んでも、相手から掴まれても、触れても、触れられても崩せるように稽古します。オレは、相手を掴んだらどんな人でも崩すことができる。ワタシは、相手から掴まれたらどんな人でも崩すことができる。この二人がお互いに掴み、掴まれたらどうなるか。多分、技量の上の方が勝つとは

鍛練の目的

2016年01月23日 09:50
特訓なんて何にもならない。毎日毎日一生鍛え続けるのだ。それが修行というものだ。(佐川幸義先生)普通、私たちは武道やスポーツに於いて、「その強さの根源は筋力である」と考えています。そう思うがゆえに、より高い次元を求めて筋力トレーニングに励みます。私も若い時はそう信じて、筋力トレーニングを熱心に行っていた時期があります。(逆三角形のたくましい身体を作って格好よくなりたい、という願望の方が強かったような気もしますが・・・)しかし強さの根源が筋力である限り、私みたいなジイさんや、体力・筋力に恵まれない老若男女には夢も希望も有りません。私がいくら鍛えても、もう若い人や筋力の強い人には到底かないません。で

意識と動きの原理

2016年01月01日 18:29
中国の書画界には「意在筆先、力透紙背」筆の先に意識が宿ると、紙の裏に浸透するほどの筆力になる。という言葉があり、拳学界には、「意在指先、力透敵背」指先に意識が宿ると、敵の背中まで突き通すほどの力が出る。という言葉があるそうです。また、書の筆使い、拳法の身体使いに関しては。「欲上先下、欲左先右、欲前先後」上に動かしたいと思うならばまずは下を、左に動かしたいと思うならばまずは右を、前に動かしたいと思うならまずは後ろを動かしなさい。という教えがあるそうです。稽古で氣をつけている事柄の一つです。

りきみについて

2015年12月29日 17:14
「そこでりきまないように」「もっと力を抜いて」稽古をしているとよく聞く言葉です。なぜりきんだら駄目なのでしょうか。なぜなら、りきんだら氣の力が止まるからです。氣の力が止まったら筋力になります。筋力になったら、相手がその筋力に反応して抵抗します。どんな小さな力でも、筋力を使う限り相手には抵抗が起こります。ところが氣の力を使い続けることができれば、相手の抵抗は起こりません。氣の力は相手の抵抗を起こさせない力だからです。しかし、相手に強くつかまれたり、相手をつかんだりした場合に氣の力を使い続けることは至難のわざです。どうしても筋力が顔を出します。とくに相手を倒してやろうとか、やっつけてやろうとする意

「手を張り肩の力を抜く」

2015年12月15日 15:35
吉丸慶雪先生は、その著「合気、その論理と実際」1997年ベースボールマガジン社刊の最後に、次のように書かれています。本書について近年にいたり合気とは何かという問いに対して、何とか答えを書くことが出来た。いま昔のノートを見ると(佐川幸義)先生の教えが次のようにある。1965.1.25 合気あげ手一本になって出る。手を張り肩の力を抜く。これは非常に難しいことであるが、これを乗り越えなければならぬ。わしたちもこれを乗り越えてきたのだ。このように「手を張り肩の力を抜く」と65年に教わっているが、現在分かったことは、要するにそれができればよいのだということである。この「一本になって出る。」「手を張り肩の

「透明な力」 佐川先生語録抜粋

2015年12月10日 09:22
佐川先生語録は、御自身の永い間のたゆまぬ鍛錬から出た言葉であり、それだけに本当に心に響くものがあります。私は、本を読んで気になったところには線を引いたり、蛍光ペンで塗りつぶしたりする癖があるのですが、この語録は全部を塗りつぶしたいほどです。この本をまだ読んだことのない方のために、ホンの一部を抜粋して紹介したいと思います。「力が強いものはやりにくいというのでは合氣ではない。くずしは合氣の一部だが全てではない。考え方がまるで違うから頭を使わなければならない。頭の悪い人には絶対に合氣はできないのだ。」「合氣がなければ年をとったらできない。」「合氣は集中力とか透明な力とかいうような、いわゆる力とは違う

「透明な力」 不世出の武術家 佐川幸義

2015年12月06日 19:54
木村達雄先生著 講談社刊の本の題名です。合氣に興味のある方なら、おそらく一度は読まれているのではないでしょうか。私は、特に佐川先生語録に感銘を受け、1995年に購入して以来20年間、折にふれては読み返しています。この本は、何かを極めたいと考えておられる方には必携の書の一冊だと思います。昔は、この本をかなりたくさんの方に勧めたもので、売り上げに多少は貢献したかも知れません。今、改めて読み返しても全ての言葉が心に響きます。「私のやっているものは武田先生の合氣から出たものではあるが、さらに発展して全然違うものになってしまっている」「私だってもし武田先生に教わったことだけをやってきたら、全然たいしたこ
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