馬の耳に念仏

2018年09月21日 23:08

その時、私はすかさず「先生合気とは何ですか?」と聞きました。


すると一瞬、先生が「ん!」と詰まってから、「合気とはね…」と言われたのです。


私はハッとして先生のお顔を見ました。


そして次の言葉に集中しました。


先生は、「合気とはね、合気と書いて気を合(がっ)するという意味ですよ。気を合すると読むのですよ」と言われたのです。


「先生! 合気とは気を合することですか?」と、私は思わず声が上ずりました。


先生は、「う~む、そうだよ」とうなずきます。


私は「ありがたい!」と心の中で叫びました。


中略


「気を合するのだ」と分かって、私はピンときたのです。


「合気の極み」p175


錦戸先生は、堀川先生の「合気とは気を合するのだ」というひと言がなかったら、合気をつかめなかったかも知れないとまで言っておられます。


今の私には、この言葉を百万回聞いてもピンときそうにありません。


まさに「馬の耳に念仏」「犬に論語」「牛に経文」「猫に小判」「豚に真珠」です。


おそらく、蓮(ハス)の華をひねるのを見て、微笑むぐらいの境地に達していなければ理解できないのでしょう。


女性のポスターを見てニンマリしているようでは、まだまだ道は遠いかも・・・