鍛練の目的

2016年01月23日 09:50

特訓なんて何にもならない。毎日毎日一生鍛え続けるのだ。それが修行というものだ。(佐川幸義先生)


普通、私たちは武道やスポーツに於いて、「その強さの根源は筋力である」と考えています。


そう思うがゆえに、より高い次元を求めて筋力トレーニングに励みます。


私も若い時はそう信じて、筋力トレーニングを熱心に行っていた時期があります。(逆三角形のたくましい身体を作って格好よくなりたい、という願望の方が強かったような気もしますが・・・)


しかし強さの根源が筋力である限り、私みたいなジイさんや、体力・筋力に恵まれない老若男女には夢も希望も有りません。


私がいくら鍛えても、もう若い人や筋力の強い人には到底かないません。


では、何のために鍛えるのでしょうか。


レベルによってその鍛練の目的は変化していくものと思いますが、今現在、私の鍛練の目的は、

「動かない身体」

「ぶれない身体」

「一本になった身体」

を作ることです。


この身体がなければ、氣の力を有効に使えません。


やっかいなのは、上記の身体ができているかどうか、自分では分からないことです。


どうしても検証相手が必要です。


検証相手がいないと出来てるつもりになりがちです。


検証相手がいるのは、本当にありがたいことです。