氣の力についての誤った認識 2/2
前回のブログとほぼ同じことですが
「氣の力は相手の抵抗を引き起こさない力である」という認識は誤りだった、ということです。
「氣の力 合氣について」のところで「氣の力は相手の抵抗を引き起こさない力である」と言っていますが、これも誤った認識でした。
「氣の力」と「相手の抵抗を引き起こさない力」は全く別のものでした。
「相手の抵抗を引き起こさない力」は「筋力を使わない動き(力まない動き)」によって生まれる力です。
私の今の認識では、氣の力は「力まない動きによって生まれる力」をパワーアップするものです。
したがって、「力まない動きが出来ない場合」は氣の力の自覚の有無にかかわらず、氣の力が発揮されることはありません。
なぜなら、どんなに強大な氣の力があったとしても力んだ瞬間、氣の力はなくなってしまうからです。
氣の力、勁力、呼吸力、丹田力、中心力等のいかなる力も、力まない動きが出来ない限り使えないのです。
力まない動きが出来るようになることは、合氣上達のための一丁目一番地です。
しかし、一丁目一番地にたどり着くことは死ぬほど難しいことなのです。