氣の力についての誤った認識 1/2
氣の力を自覚して以来いろいろと検証中ですが、氣の力について誤った認識をしていたことが分かりました。
この分かったことも誤っている可能性がありますが、誤りに気づくことは進歩の証と前向きに捉えたいと思います。
このホームページにも、氣の力について誤ったことを書いていましたので訂正したいと思います。
「氣の力が使えるから技が出来る」という認識は誤りだったということ
合氣の稽古を始めてから今日に至るまで「筋力では到底不可能なことが出来るのは氣の力が使えるからである」と堅く思い込んでいたのですが、「それが出来るためには氣の力は関係ない」ことが分かりました。
「氣の力について 3」のブログで「筋力では到底不可能と思われることが誰でも例外なく出来るようになるのは、氣の力をすべての人が持っているからである」と、あたかも氣の力を使えるように指導したから基本技が出来るようになる、というようなことを書きました。
筋力で出来ないことが出来るのは、すべて氣の力が使えた結果だと思っていたのです。
ところが、氣の力をオフにした状態で基本稽古をやってみると出来るのです。
もちろん氣の力をオンにした状態でも出来ます。
基本稽古が出来るためには、氣の力の有無は全く関係なかったのです。
長年大きな勘違いをしていたことに気づいて愕然としました。
しかし、よくよく考えてみると、氣の力の有無が全く関係ないのは当たり前のことでした。
相手が抵抗するのは、自分が筋力を使って動かそうとするからです。
自分が相手を動かそうとして筋力を使ったら、その反作用として相手も押し返すことが出来ます。
相手から押し返されないようにするには。筋力を使わないで相手を動かせば良いのです。
自分が筋力を使わなかったら、相手も抵抗のしようがないのです。
筋力を使わない動き(力まない動き)をするのに氣の力の有無は関係ありません。
氣の力がなくても力まない動きは出来るのです。