氣の力について 4
氣の力の正体に気づく以前と、気づいた以降の大きな違いは、重力の反作用の力(以下「上昇エネルギー」という)を自分の意思で自由にオン・オフが出来るようになったことです。
上昇エネルギーをオンにした状態とオフにした状態の違いを少し書いてみます。
1 身体が緩まない
上昇エネルギーをオンにすると、身体を緩めてダランとしようと思っても、身体が緩まなくなります。
脱力しようと思っても、身体がまるで膨らんだ風船のようになって脱力できないのです。
その状態でオフにするとその瞬間、風船がしぼむが如く身体がしぼんで足下から崩れていきます。
2 腕が伸び伸びとして動きが大きくなる。
オンにした状態で腕を回したり、木刀の素振りをしたりすると、軽くやっているにもかかわらず腕が伸び伸びとして動きが大きくなります。
オフにした瞬間、腕が縮んで動きが小さくなります。
3 身体と腕が軽くなる。
オンにした状態で練功をすると身体が軽く感じられ、特に腕の浮力が今までになく強くなります。
腕の重みがなくなって腕が空中に浮揚しているような感じです。
オフにした瞬間、腕は重くなって落下します。