合氣修得のための基礎と基本について
最近新しく入会された方や、入会予定の方が増えてきましたので当会の基本的な考え方についてランダムに書いてみたいと思います。
基礎と基本という言葉は、同じような意味を持っていて使い分けが難しい言葉のひとつだと思います。
基礎と基本はどちらも物事が役に立つ基になるもの、という意味だそうです。
その違いは、基礎が物事の土台のことを表すのに対して、基本は物事の軸になるものを指すということです。
では、合氣修得のための基礎と基本とは何でしょうか?
当会では
合氣修得のための基礎とは「しっかりと立ち、しっかりと座り、しっかりと歩くことの出来る身体」
合氣修得のための基本とは「相手との接触部分を通じて相手を動かす技術」
としています。
この基礎と基本は合氣修得のためには、車の両輪みたいなものでどちらもなくてはならないものです。
基礎がしっかりしていなければ、基本がどんなに優れていてもその能力を十分に発揮できませんし、基礎がしっかりしていても基本が出来ていなければ単なる力技になってしまいます。
当会では、基礎の部分は主に一人稽古で、基本の部分は道場での対人稽古によって能力向上に努めています。
基礎能力については、稽古の度に会員お一人お一人に対して、私がチェックしています。
そして、会員の皆さんの基礎能力が私を超えることを当面の目標にしています。