「透明な力」 不世出の武術家 佐川幸義

2015年12月06日 19:54

木村達雄先生著 講談社刊の本の題名です。

合氣に興味のある方なら、おそらく一度は読まれているのではないでしょうか。

私は、特に佐川先生語録に感銘を受け、1995年に購入して以来20年間、折にふれては読み返しています。

この本は、何かを極めたいと考えておられる方には必携の書の一冊だと思います。

昔は、この本をかなりたくさんの方に勧めたもので、売り上げに多少は貢献したかも知れません。

今、改めて読み返しても全ての言葉が心に響きます。


「私のやっているものは武田先生の合気から出たものではあるが、さらに発展して全然違うものになってしまっている」


「私だってもし武田先生に教わったことだけをやってきたら、全然たいしたことないでしょう。その後いろいろ工夫研究して発展に発展を重ねてここまで来たのだ。私のは、大東流の合気から出発してきているけれども、もう全然違うものになってしまっている」


「自分のやり方が一番良いと思っていても、自分だけのやり方で行くと井の中の蛙になり、どうしても偏ってしまい、足が弱いとか何かの欠点が出てくる。他流のものでも、どんどん研究して、良いものは、どんどん取り入れていかないと大きく発展しない」


「先生しかできない、先生は特別だ、という考えでは決して上達しない。同じ人間が出来るのだから必ず出来るはずだ、という考えを基にして研究すれば、出来るようになると私は思う」


防府合氣研究会を設立して3カ月余。

これらの言葉を念頭に稽古に励みたいと思います。