りきみについて

2015年12月29日 17:14

「そこでりきまないように」

「もっと力を抜いて」

稽古をしているとよく聞く言葉です。

なぜりきんだら駄目なのでしょうか。

なぜなら、りきんだら氣の力が止まるからです。

氣の力が止まったら筋力になります。

筋力になったら、相手がその筋力に反応して抵抗します。

どんな小さな力でも、筋力を使う限り相手には抵抗が起こります。

ところが氣の力を使い続けることができれば、相手の抵抗は起こりません。

氣の力は相手の抵抗を起こさせない力だからです。

しかし、相手に強くつかまれたり、相手をつかんだりした場合に氣の力を使い続けることは至難のわざです。

どうしても筋力が顔を出します。

とくに相手を倒してやろうとか、やっつけてやろうとする意識があるとりきみやすくなります。

では、りきまないためにはどうしたら良いでしょうか?

その方法の一つが、やさしく、ていねいに、ゆっくりと動くことです。

やさしく、ていねいに、ゆっくりと、りきんで動ける人はあまりいないと思います。

意識の持ち方が、とても大事です。


りきみについての佐川先生の言葉を紹介します。

「ただでさえりきむのだから、稽古ではりきまぬよう特に努力しなければならない。」

「りきんでいないから出来るのだ、りきんでいたら出来ないのだ。」

「りきまないで正確にやるのが上達の早道なのだ。」

「力を入れてつかむということは、敵を倒れなくしてやっているのと同じである。」

「りきんだ力なんて自分が感じるだけで相手に何ら影響を与えない。単なる自己満足だ。そういうことなんですよ。」